MVVSケーブルの概要
MVVSは、マイクロホン配線、機器の信号線、一般計装用途で知られるシールド信号ケーブルの製品群です。シールドは外来ノイズの低減を目的とします。回路への適合性は、選定構造、布設方法、端末処理によって決まります。
DEV CABLEは購入者の仕様に基づいてMVVSの引合いを検討します。以下は製品群の選定情報であり、DEV CABLEの確定サイズ表や全構成の定格・材料・認証を保証する資料ではありません。注文に合意した構造と提出書類を見積で明確にします。
一般的な構造
MVVSの参考資料では銅導体、PVC絶縁、PVCシースが一般的です。メーカーの個別構成には編組と横巻シールドがあり、各層の仕様確認が必要です。
導体の断面積、材質、素線構成、絶縁体の配合と厚さ、心線識別、心数、対構成、撚り合わせ、介在物や押さえ巻き、シールドの形式、材質、必要な被覆率と端末処理、外被の材質、色、厚さ、仕上外径を指定してください。参考構造は、すべての構成に編組や銅テープシールドを想定するものではありません。
シールドはノイズ対策の一部であり、無雑音を保証しません。機器のボンディングと端末方式を指定してください。編組の見た目だけでは遮へい率やシステムEMC性能は確認できません。
参考仕様
以下の代表的なMVVS構成は、見積仕様を検討するための参考です。材質、構造、適合性は依頼ケーブルごとに合意します。
| 項目 | 参考仕様 |
|---|---|
| 導体 | 銅撚線導体 |
| 絶縁体 | PVC |
| シールド | 銅線シールド。形式は構成ごとに確認 |
| 外被 | PVC |
| 公称導体断面積 | 0.18–2.00 mm²。個別サイズは下表参照 |
| 心線構成 | 多心。導体断面積と合わせて心数を選定 |
| 敷設 | 主に固定信号配線。敷設条件を確認 |
| 個別仕様構造 | プロジェクト仕様に基づく構造の製造可否を検討 |
対応サイズ
以下の参考サイズと一般的な心数範囲を、MVVSの見積依頼にご利用ください。個々の組合せは見積時に確認します。
| 公称導体断面積 | 参考心数 | 参考仕上外径範囲 |
|---|---|---|
| 0.18 mm² | 2–30 心 | 3.3–10.2 mm* |
| 0.25 mm² | 2–20 心 | 4.5–9.9 mm* |
| 0.30 mm² | 2–30 心 | 5.2–12.5 mm |
| 0.50 mm² | 2–30 心 | 5.8–16.0 mm |
| 0.75 mm² | 2–20 心 | 6.2–15.0 mm |
| 1.25 mm² | 2–12 心 | 7.4–14.3 mm |
| 2.00 mm² | 2–12 心 | 8.0–15.5 mm |
* 0.18 mm²と0.25 mm²の範囲は、現時点では単一の公開資料に基づいています。ご希望の構造について外径を確認してください。
対応心数と構造の詳細は、導体断面積、シールド設計、プロジェクト要件により異なります。最終寸法と電気定格は見積仕様に照らして確認します。
導体断面積、心数、必要なシールド構造、敷設環境を指定してください。電圧、温度、規格の要件も見積依頼に含めてください。最終仕上外径などの技術数値は見積時に確認します。
MVVSの用途
- 選定ケーブルが回路条件に合うマイクロホン・音声信号配線。
- 導体とシールド構成を指定した機器間信号接続。
- 配線構成を検討した計装・測定信号。
- 電子・産業機器の固定信号配線。
MVVSの名称だけで電力回路、危険場所、高温、油・薬品環境への適否は判断できません。取り扱い時の柔軟性は、連続屈曲やドラッグチェーンの寿命を意味しません。これらの条件を見積依頼に記載してください。
選定時の確認事項
信号インターフェースと布設条件を先に整理し、導体とシールドを定めます。交換案件では既存表示、図面、メーカー仕様書と維持すべき要求をご提示ください。
| 選定項目 | 指定する情報 |
|---|---|
| 信号と線心 | 信号種類、mm²またはAWGのサイズ、心数、必要な対構成。 |
| シールドと端末 | 方式、材料、必要な遮へい率の証拠、コネクタ、ボンディング。 |
| 配線と柔軟性 | 固定、時々の取り扱い、繰返し可動の別。空間と曲げ条件。 |
| 環境 | 周囲温度、設置場所、油・薬品への暴露、シース要求。 |
| 定格と書類 | 電圧、規格・認証、試験、寸法公差、受入書類。 |
他社MVVSの型式から電圧、温度、曲げ半径、外径を推定しないでください。発注前に提案構造について確認します。
MVVSとCVV-Sの比較
選定の出発点を示す比較であり、そのまま相互に代替できることを意味しません。
| 製品 | 選定の重点 |
|---|---|
| MVVS | マイクロホン、機器、計装の信号用途を起点とする製品群。構成を個別に確認。 |
| CVV-S | 工場設備や制御盤の固定制御回路を対象とするDEV CABLEの銅テープ遮へい製品。 |
この制御用途にはCVV-S PVC制御ケーブルをご確認ください。構造、定格、規格をMVVSへ転用せず、一方の名称を他方の適合根拠にしないでください。
見積に必要な情報
- 導体サイズ、材料、素線構成。
- 心数と必要な対構成。
- 仕上長さとリール・ドラム当たりの長さ。
- 総数量。
- 信号種類と用途。
- シールド構造と端末。
- 設置場所と配線経路。
- 柔軟性や可動条件。
- シース材料、色、表示。
- 必要電圧。
- 使用温度と暴露条件。
- 適用規格・認証と書類。
- 仕向国。
- 図面または既存仕様書(ある場合)。
完成した各ケーブル長は、出荷前に100%導通検査を行います。追加の電気試験、寸法検査、受入試験は合意仕様で別途定めます。
よくあるご質問
MVVSは何に使用しますか。
製品群はマイクロホン、機器、計装の信号配線で知られています。個別ケーブルの適否は回路、環境、構造で判断します。
MVVSとCVV-Sの違いは何ですか。
MVVSは信号配線、DEV CABLEのCVV-Sは銅テープ遮へいの固定産業制御配線が出発点です。定格や遮へいが同等と想定せず確定仕様を比較してください。
信号やマイクロホン配線に適していますか。
代表的な製品群の用途ですが、すべての音声インターフェース、インピーダンス、可動条件への適合を保証しません。信号、端末、布設をご提示ください。
個別仕様MVVSの見積には何が必要ですか。
導体・心数、信号、シールド、シース、電圧、温度、布設、長さ、数量、仕向地を指定します。交換では図面や仕様書を添え、構造と製作可否を検討時に確認します。


